Description of a work (作品の解説)
2007/07/12掲載
Work figure (作品図)
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ラ・コンダミス街のバジールのアトリエ


(L'Atelier de Bazille, rue de la Condamine) 1870年
98×128cm | 油彩・画布 | オルセー美術館(パリ)

初期印象派の中でも特に重要視される画家フレデリック・バジールの代表作『ラ・コンダミス街のバジールのアトリエ』。バティニョール派(後の印象派)の画家らがしばしば集っていたカフェ・ゲルボワ近辺のラ・コンダミス街9番地にバジールが借りていたアトリエで議論し合う印象派の画家たちを描いた作品である本作は、当時のバティニョール派の画家たちの緊密な関係性を物語る重要なものとして今日も極めて重要視されている作品のひとつである。画面中央やや左に描かれる背の高い人物がバジールで、エドゥアール・マネ(山高帽の男)とクロード・モネ(又はザカリ・アストリュックとされる)に自身の作品を見せており、このバジールの姿はマネによって描き加えられたことが判明している。また画面左部の階段では批評家エミール・ゾラ(階段上の人物)とルノワール(階段下の人物)が会話している(又はモネシスレーとも解釈されている)ほか、画面右部では画家の友人であるエドモン・メートルがピアノを弾いている。アトリエの壁には『投網を持つ漁師(画面左部分ゾラの背後の作品)』、『化粧(画面中央やや右部ソファーの背後の作品)』などバジール自身の作品が掛けられており、特にこの2点はサロンに出品されるも落選した作品(投網を持つ漁師:1869年、化粧:1870年)であり、マネを擁護しサロンに批判的であったエミール・ゾラの姿と共に、バジールの当時のサロンと、サロンが抱いていた絵画への理想的思想に対する明確な(批判的)意思を感じさせる。


【全体図】
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マネモネに自身の作品を見せるバジール。画面中央やや左に描かれる背の高い人物がバジールで、エドゥアール・マネ(山高帽の男)とクロード・モネ(又はザカリ・アストリュックとされる)に自身の作品を見せており、このバジールの姿はマネによって描き加えられたことが判明している。



マネモネに作品を見せるバジール】
階段を上りながら会話するエミール・ゾラ。画面左部の階段では批評家エミール・ゾラ(階段上の人物)とルノワール(階段下の人物)が会話しているが、一部の研究者からはでは両者はクロード・モネアルフレッド・シスレーとも指摘されている。



【階段を上りながら会話するゾラ】
エミール・ゾラと会話するルノワール。アトリエの壁には『投網を持つ漁師』、『化粧』などバジール自身の作品が掛けられており、マネを擁護しサロンに批判的であったエミール・ゾラの姿と共に、バジールの当時のサロンと、サロンが抱いていた絵画への理想的思想に対する明確な(批判的)意思を感じさせる。



【エミール・ゾラと会話するルノワール
ヒアノを弾く画家の友人エドモン・メートル。バティニョール派(後の印象派)の画家らがしばしば集っていたカフェ・ゲルボワ近辺のラ・コンダミス街9番地にバジールが借りていたアトリエで議論し合う印象派の画家たちを描いた作品である本作は、当時のバティニョール派の画家たちの緊密な関係性を物語る重要なものとして今日も極めて重要視されている。



【ヒアノを弾く画家の友人エドモン・メートル】

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