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作品イメージ
homeページCollection常設展示バロック美術フランス・ハルス (Frans Hals)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2006/08/31掲載
【全体図】
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痩せた警備隊(分隊長レイニール・レアルと副官コルネリス・ミヒースルゾーン・ブラーウの部下たち) 1633-37年頃
(The Meagre Company "The Corporalship of Captain Reynier Reael and Lieutenant Cornelis Michielsz.Blaeuw")
207×337cm | 油彩・画布 | アムステルダム国立美術館

17世紀のオランダ絵画黄金期の画家フランス・ハルスが1630年代に手がけた集団肖像画の代表作『分隊長レイニール・レアルと副官コルネリス・ミヒースルゾーン・ブラーウの部下たち』。通称、『痩せた警備隊』と呼ばれる本作は、フランス・ハルスにとって唯一となるハールレム以外の地アムステルダムからの注文となる作品で、注文主たちが(画家が居住していた)ハールレムではなくアムステルダムで肖像画を仕上げるよう命じるも、フランス・ハルスがそれを拒否した為、右半分を同地の画家ピーテル・コッデが1637年頃に仕上げることになった。本作では中央から左半分強あたりまでがフランス・ハルス本人の筆による部分で、この頃の画家の大きな特徴でもある、色彩のモノクローム的傾向を感じさせる。特に左端の旗手に示されるグレイッシュな衣装の色彩表現は、後期印象派の画家フィンセント・ファン・ゴッホも弟テオ宛の手紙の中で絶賛している。


【モノクローム的傾向を感じさせる描写】
色彩のモノクローム的傾向を感じさせる描写。本作では中央から左半分強あたりまでがフランス・ハルス本人の筆による部分で、この頃の画家の大きな特徴でもある、色彩のモノクローム的傾向を感じさせる。

【フランス・ハルスが描いた左半分】
フランス・ハルスが描いた左半分。フランス・ハルスにとって唯一となるハールレム以外の地アムステルダムからの注文となる作品である本作は、通称、『痩せた警備隊』と呼ばれている。

【ピーテル・コッデが描いた右半分】
アムステルダムの画家ピーテル・コッデが描いた右半分。本作は注文主たちが(画家が居住していた)ハールレムではなくアムステルダムで肖像画を仕上げるよう命じるも、フランス・ハルスがそれを拒否した為、右半分を同地の画家ピーテル・コッデが1637年頃に仕上げることになった。

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