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スザンナと長老たち (Susanna e i vecchioni) 1550年頃
167×238cm | 油彩・画布 | ルーヴル美術館(パリ) |
ヴェロネーゼと並びティツィアーノ後の16世紀ヴェネツィア派を牽引した大画家ティントレットの代表作『スザンナと長老たち』。本作の主題は、旧約聖書≪ダニエル記≫へ補遺的に記される逸話で、裕福なユダヤ人ヨヤキムの妻スザンナの水浴を2人の長老達が覗き見し、スザンナへ「我々と関係しなければ、お前が若い男と姦通していると通報する」と、脅迫し姦淫の要求をするも、スザンナに拒否される。それに腹を立て、脅迫どおりスザンナを姦通を犯した罪で死罪にするよう告発するも、少年であったダニエルが2人の長老達の告発に疑いを持ち、スザンナが何処で罪を犯したか2人へ別々に話を聞くと、一方は乳香樹の下で、もう一方は柏の木の下で、と別々の場所を答えたことから2人の長老達の虚偽を暴き、スザンナの無実を証明する≪スザンナと長老たち≫で、本主題は当時ヴェネツィアで人気の高く、ティントレットも本作以外に同主題で複数枚、作品を手がけている。ミケランジェロに倣う妻スザンナの量感溢れる肉体的美しさと、その中に品格を感じさせる人体の表現力はティントレットの最も大きな魅力であり、本作においても如何なく発揮されている。
関連:ウィーン美術史美術館所蔵『スザンナと長老たち』
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