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作品イメージ
homeページCollection常設展示古典主義ジョルジュ・ド・ラ・トゥール (Georges de La Tour)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2007/03/06掲載
【全体図】
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悔悛するマグダラのマリア(ゆれる炎のあるマグダラのマリア) (Madeleine pénitente) 1635-1638年頃
118×90cm | 油彩・画布 | カウンティー美術館(L.A.)

フランス古典主義を代表する巨匠ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの現存する作品の中で、最も多い主題のひとつ『悔悛するマグダラのマリア』。本作は繊細で丁寧な油彩描写や滑沢な絵肌などの特徴から、複数枚確認されているラ・トゥールが手がけたマグダラのマリア作品の中でも最初期に分類され、グラスでゆれる蝋燭の炎の神秘的な印象から、別名『ゆれる炎のあるマグダラのマリア』とも呼ばれている。ルーヴル美術館に所蔵される『悔悛するマグダラのマリア(聖なる炎の前のマグダラのマリア)』とほぼ同一の構図、構成である本作に描かれる主題≪悔悛するマグダラのマリア≫は、新約聖書ルカ福音書などに記される、主イエスの足下で泣き、己の涙で濡らした後、御足に接吻して香油を塗り、自らの髪でそれを拭ったとされる罪深き女で、しばしばマルタの妹でラザロの蘇生を目撃したマリア、悪霊憑きのマグダラの女と混同されているも、17世紀フランスでは最も好まれ描かれた主題のひとつであり、同時代に活躍したシモン・ヴーエを始めル・ナン三兄弟フィリップ・ド・シャンパーニュ、ル・ブランなど様々な古典主義時代のフランス人画家が手がけている。暗闇の中に灯される蝋燭の炎を見つめるマグダラのマリアの思想的な表情や、蝋燭の炎がつくり出す、マグダラのマリアの上半身前部と頭蓋骨、机上の書物の深く対比の大きい明暗は、このラ・トゥール独特の夜の情景の表現との相乗的な効果によって観る者により一層、神秘的で幻想的な印象を与えている。

関連:ルーヴル美術館所蔵 『悔悛するマグダラのマリア』


【炎を見つめるマグダラのマリア】
暗闇の中に灯される蝋燭の炎を見つめるマグダラのマリア。繊細で丁寧な油彩描写や滑沢な絵肌などの特徴から、本作は複数枚確認されているラ・トゥールが手がけたマグダラのマリア作品の中でも最初期に分類され、グラスでゆれる蝋燭の炎の神秘的な印象から、別名『ゆれる炎のあるマグダラのマリア』とも呼ばれている。

【瑞々しく光沢のある頭蓋骨】
瑞々しく光沢のある頭蓋骨。ルーヴル美術館に所蔵される『悔悛するマグダラのマリア(聖なる炎の前のマグダラのマリア)』とほぼ同一の構図、構成である本作に描かれる主題≪悔悛するマグダラのマリア≫は、主イエスの足下で泣き、己の涙で濡らした後、御足に接吻して香油を塗り、自らの髪でそれを拭ったとされる罪深き女である。

【グラスでゆれる神秘的な蝋燭の炎】
グラスでゆれる神秘的な蝋燭の炎。暗闇の中に灯される蝋燭の炎を見つめるマグダラのマリアの思想的な表情や、蝋燭の炎がつくり出す、マグダラのマリアの上半身前部と頭蓋骨、机上の書物の深く対比の大きい明暗は、このラ・トゥール独特の夜の情景の表現との相乗的な効果によって観る者により一層、神秘的で幻想的な印象を与えている。

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