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作品イメージ
homeページCollection常設展示バロック美術レンブラント (Rembrandt Harmensz, van Rijn)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2006/08/17掲載
【全体図】
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ベルシャザルの酒宴(壁の言葉) (Belshazzar's Feast)
1635年頃 | 167.5×209cm | 油彩・画布
ロンドン・ナショナル・ギャラリー

アムステルダム時代初期のレンブラントの代表的な宗教画作品のひとつ『ベルシャザルの酒宴』。本作の主題は、旧約聖書ダニエル記の第5章に記されている、バビロニアの王ベルシャザルが父王ネブカデネザルや妻妾、廷臣ら千人の者と共にエルサレムの神殿から略奪した金銀器、祭器でを使用し祝宴を催した際、突如、人の手が現れ、ヘブライ語で「ネメ・ネメ・テケル・ウパルシン」と空間に書き記し、これに驚愕し恐れたベルシャザルがこの意味を解く為に捕らえていたユダヤ人の預言者ダニエルを召喚すると、預言者ダニエルがベルシャザル王の無謙虚さと神に対する冒涜を批判した後ベルシャザルの統治の終焉を予告し、その夜、メディア王の放った刺客にベルシャザルが暗殺された場面≪ベルシャザルの酒宴≫を典拠に描かれ、別名(壁の言葉)とも呼ばれている。カラヴァッジョルーベンスなど偉大な先人たちへの傾倒が如実に感じられる大げさで劇的な場面表現や強い明暗対比は、本作において最も特筆すべき点である。また王ベルシャザルを中心に、王の両手、空間に現れた輝く人の手、妻妾、廷臣ら登場人物らが放射線状に配されおり、複雑な空間構成をおこなうことで、より劇的な場面を構築している。


【空間に現れた輝く人の手】
空間に現れた輝く人の手。ヘブライ語で「ネメ・ネメ・テケル・ウパルシン」と書き記されている本部分はユダヤ教文献の解釈に従い縦読みで描かれており、これは当時の絵画の伝統様式とは異なった表現で、レンブラントのヘブライ学や神学への関心の高さを示している。

【驚愕する王ベルシャザル】
突如、空間に現れた輝く人の手に驚愕する王ベルシャザル。本作の主題は旧約聖書ダニエル記の第5章に記されている、預言者ダニエルがベルシャザル王の無謙虚さと神に対する冒涜を批判した後ベルシャザルの統治の終焉を予告する場面≪ベルシャザルの酒宴≫で、別名(壁の言葉)とも呼ばれている。

【エルサレムの神殿から略奪した金銀器】
エルサレムの神殿から略奪した金銀器、祭器。偉大な先人たちへの傾倒が如実に感じられる大げさで劇的な場面表現や強い明暗対比は、本作において最も特筆すべき点であるほか、王ベルシャザルを中心に、王の両手、空間に現れた輝く人の手、妻妾、廷臣ら登場人物らが放射線状に配されおり、複雑な空間構成をおこなうことで、より劇的な場面を構築している。

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