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作品イメージ
homeページCollection常設展示バロック美術ピエトロ・ダ・コルトーナ (Pietro da Cortona)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2005/10/16掲載
【全体図】
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教皇ウルバヌス8世治下の≪神の摂理≫の勝利
(Trionfo della Divina Provvidenza) 1633-1639年頃
フレスコ | パラッツォ・バルベリーニ(現ローマ国立美術館)

バロック美術の巨匠ピエトロ・ダ・コルトーナ最大の傑作『教皇ウルバヌス8世治下の≪神の摂理≫の勝利』。パラッツォ・バルベリーニ(現ローマ国立美術館)の大広間に描かれた本作はバルベリーニ家出身の教皇ウルバヌス8世の栄光を主題としたもので、3匹の蜂とオリーブの枝はバルベリーニ家の紋章を意味し、同家の栄光と繁栄を示している。過剰な画面構成に、極めて装飾的かつ優雅で豊穣な表現によって描き出される≪神の摂理≫は、後の盛期バロック様式に見られる豊穣的な躍動感の始点となるだけでなく、バロック古典主義の創始者アンニーバレ・カラッチによる天井画の傑作『ガレリア・ファルネーゼ天井装飾画』の整然とした明瞭性との決定的な相違を示し、画家は本作を描くにあたりエミリア派の巨匠コレッジョの代表作パルマ大聖堂の天井画『聖母被昇天』の強い影響を指摘されている。


【時と運命を従えた≪神の摂理≫の勝利】
時と運命を従えた≪神の摂理≫の勝利。本作を含むこの天井画は、教皇の司書であった詩人ブラッチョリーニのアイディアによって全体が5つの場面によって分けられている。
【バルベリーニ家の紋章である蜂】
バルベリーニ家出身の教皇ウルバヌス8世の栄光を主題として描かれた本作の3匹の蜂と女神が持つオリーブの枝は、バルベリーニ家の紋章を意味し、同家の栄光と繁栄を示している。

【装飾的かつ優雅で豊穣な表現】
過剰な画面構成に、極めて装飾的かつ優雅で豊穣な表現によって描き出される本作は、後の盛期バロック様式に見られる豊穣的な躍動感の始点となっただけでなく、バロック古典主義の整然とした明瞭性との決定的な相違を示している。
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