Description of a work (作品の解説)
2010/09/17掲載
Work figure (作品図)
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聖ホセ・デ・カラサンスの最後の聖体拝領


(Última comunión de San José de Calasanz) 1819年
250×180cm | 油彩・画布 | エスコラピオス学院聖堂

スペイン・ロマン主義の巨匠フランシスコ・デ・ゴヤ最後の宗教画作品『聖ホセ・デ・カラサンスの最後の聖体拝領』。マドリッドのエスコラピオス学院の聖堂祭壇画として制作された本作は、画家と同郷となるアラゴン州出身の聖人(※さらにゴヤの存命中となる1767年に列聖された)で、教育機関(学校)≪エスコラピオス(ピアリスト会)≫の創立者兼教育者としても知られる≪ホセ・デ・カラサンス≫が91歳の時に臨終を向かえる直前、人生最後の聖体拝領の儀をおこなう場面を主題として描かれている。画面中央へ配されるホセ・デ・カラサンスは司祭の前で跪き、眼を閉じながら聖餅(プロスフォラ)を司祭から賜っている。カラサンスの頭上には光輪が描かれ、さらにその上部には父なる神の意思を示すかのように一筋の光がカラサンスへと射し込んでいる。聖人と同郷であることから、「フランシスコ・デ・ゴヤは同郷人の為に、何かを捧げねばなりません」と本作の制作画料をほぼ返却したとの書簡も残されている本作の厳粛かつ荘厳な雰囲気と聖人の聖性を表したかのような穏やかで安らぎに満ちた表情との対比は秀逸の出来栄えであり、さらに聖人の周囲へ配されるエスコラピオス修道院の学童や教師らの敬虔な姿が主題と相乗的な効果を発揮している。なおエスコラピオス学院は本作に描かれる聖人ホセ・デ・カラサンスを祀っている修道院で、ゴヤも少年期にこの修道院で学んでいたことが知られている。


【全体図】
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聖餅(プロスフォラ)を賜る聖ホセ・デ・カラサンス。本作は画家と同郷となるアラゴン州出身の聖人で、教育機関(学校)≪エスコラピオス≫の創立者兼教育者としても知られる≪ホセ・デ・カラサンス≫が91歳の時に臨終を向かえる直前、人生最後の聖体拝領の儀をおこなう場面を主題として描かれている。



【聖餅を賜る聖ホセ・デ・カラサンス】
聖人へ聖餅(プロスフォラ)を与える司祭。画面中央へ配されるホセ・デ・カラサンスは司祭の前で跪き、眼を閉じながら聖餅(プロスフォラ)を司祭から賜っている。カラサンスの頭上には光輪が描かれ、さらにその上部には父なる神の意思を示すかのように一筋の光がカラサンスへと射し込んでいる。



【聖人へ聖餅を与える司祭】
天上から射し込む父なる神の威光。エスコラピオス学院は本作に描かれる聖人ホセ・デ・カラサンスを祀っている修道院で、ゴヤも少年期にこの修道院で学んでいたことが知られている。



【天上から射し込む父なる神の光】

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