Description of a work (作品の解説)
2010/06/21掲載
Work figure (作品図)
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魔女の夜宴(魔女の集会)

 (Aquelarre) 1797-98年
44×31cm | 油彩・画布 | ラサロ・ガルディアーノ美術館

18世紀スペイン絵画界最大の巨匠フランシスコ・デ・ゴヤ1790年代を代表する作品のひとつ『魔女の夜宴(魔女の集会)』。マドリッドのラサロ・ガルディアーノ美術館に所蔵される本作は、画家の重要なパトロンであったオスーナ公爵の依頼により、同氏がマドリッド郊外に所有していた別荘(別宅)エル・カプリーチョのベルベンテ夫人(女公爵)の私室の装飾画として制作された、妖術や魔術と演劇を主題とする連作群≪魔女6連作≫の中の1点である。エル・カプリーチョで開催される音楽会や舞台の参加者でもあった、当時を代表する新古典主義の劇作家モラティンが当時執筆していた≪1610年のログローニョの異端審問≫の一場面に着想を得て制作された本作では、画面中央へ三日月が浮かぶ深夜に、悪魔の化身とされる牡山羊へ供物(生贄)として赤子を差し出す魔女たちが描かれており、その様子からは異端的な儀式を容易に連想することができる。牡山羊へと差し出される赤子は殆ど痩せ衰え、その待遇の過酷さを物語っており、さらに中景として画面中央左側には贄として捧げられた赤子らの末路が示されている。この魔女の夜宴はバスク地方アケラーレ山中でおこなわれていたと迷信的に伝えられており、ゴヤはこの魔女伝承へと強い興味を抱き、自身の様式的特徴となる人間の内面的な退廃や蛮風に示される本質的真意を模索しがら本作を手がけたとも解釈することができる。


【全体図】
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悪魔の化身たる牡山羊の姿。マドリッドのラサロ・ガルディアーノ美術館に所蔵される本作は、画家の重要なパトロンであったオスーナ公爵の依頼により、同氏がマドリッド郊外に所有していた別荘(別宅)エル・カプリーチョのベルベンテ夫人(女公爵)の私室の装飾画として制作された、妖術や魔術と演劇を主題とする連作群≪魔女6連作≫の中の1点である。



【悪魔の化身たる牡山羊の姿】
供物として赤子を差し出す魔女。劇作家モラティンが当時執筆していた≪1610年のログローニョの異端審問≫の一場面に着想を得て制作された本作では、画面中央へ三日月が浮かぶ深夜に、悪魔の化身とされる牡山羊へ供物(生贄)として赤子を差し出す魔女たちが描かれており、その様子からは異端的な儀式を容易に連想することができる。



【供物として赤子を差し出す魔女】
闇夜に輝く月。魔女の夜宴はバスク地方アケラーレ山中でおこなわれていたと迷信的に伝えられており、ゴヤはこの魔女伝承へと強い興味を抱き、自身の様式的特徴となる人間の内面的な退廃や蛮風に示される本質的真意を模索しがら本作を手がけたとも解釈することができる。



【闇夜に輝く月】

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