Description of a work (作品の解説)
2008/01/20掲載
Work figure (作品図)
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聖母とシエナの聖カタリナ、幼児イエスを抱くリマの聖ローザ、モンテプルチャーノの聖アグネス


(Madonna con le sante Caterina, Rosa col Bambino e Agnese) 1740年
340×168cm | 油彩・画布 | サンタ・マリア・ディ・ジェズアーティ聖堂(ヴェネツィア)

18世紀イタリア絵画最大の巨匠ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロの傑作的宗教画作品『聖母とシエナの聖カタリナ、幼児イエスを抱くリマの聖ローザ、モンテプルチャーノの聖アグネス』。画家が1737年から1739年にかけてヴェネツィアで手がけた聖ドミニコ修道会系の教会であるサンタ・マリア・ディ・ジェズアーティ聖堂の大規模な装飾壁画の補完的な作品として制作された本作には、聖母マリアと幼子イエスのほか、聖ドミニコ会の第三会女として知られる三人の聖女、シエナに生まれ幼子イエスに婚姻の指輪を与えられる神秘的体験で知られる≪カタリナ≫、新大陸最初の聖女であるリマ出身の≪ローサ≫、若くして聖ドミニコ会女子修道院の院長を務めた≪モンテプルチャーノの聖アグネス≫が描かれている。画面上部には聖母マリアがやや右寄りに配され、左手を胸に、右手を傍らの天使の頭へと置いている。画面中央の左側では幼子イエスを抱くシエナの聖カタリナが聖母の方を向き(天上を見上げ)、聖ローサが自身のアトリビュートである茨の冠(薔薇の冠)、薔薇の束、そして十字架を手に幼子イエスへと視線を落している。さらに画面下部右部分には小さな十字架が付いた首飾りを手に俯いている。画家独特の筆触による輝きを帯びた色彩や、画面内で左右リズミカルに配された叙情的な詩性や高い品位を感じさせる聖母と、苦行と清浄の象徴とされる黒外套と白衣から成る聖ドミニコ会の衣服を身に着ける三人の聖女の美しさは、制作当時から比類無き美の極致として誉れ高く、画家が数多く手がけた宗教画の中でも傑作中の傑作として知られている。


【全体図】
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画面上部に配される高潔な聖母マリアの姿。本作は、画家が1737年から1739年にかけてヴェネツィアで手がけた聖ドミニコ修道会系の教会であるサンタ・マリア・ディ・ジェズアーティ聖堂の大規模な装飾壁画の補完的な作品として制作された。



【画面上部に配される高潔な聖母マリア】
幼子イエスを抱く聖カタリナと聖ローサ。画面中央の左側では幼子イエスを抱くシエナの聖カタリナが聖母の方を向き、聖ローサが自身のアトリビュートである茨の冠(薔薇の冠)、薔薇の束、そして十字架を手に幼子イエスへと視線を落している。



【幼子イエスを抱く聖カタリナと聖ローサ】
聖カタリナに抱かれる幼子イエス。本作には本作には、聖母マリアと幼子イエスのほか、聖ドミニコ会の第三会女として知られる三人の聖女が描かれており、画面内で左右リズミカルに配される聖母、聖女の中心に幼子イエスが配されている。



【聖カタリナに抱かれる幼子イエス】
十字架が付いた首飾りを手に俯く聖アグネス。画家独特の筆触による輝きを帯びた色彩や、人物の美しさは、制作当時から比類無き美の極致として誉れ高く、画家が数多く手がけた宗教画の中でも傑作中の傑作として知られている。



【首飾りを手に俯く聖アグネス】

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