Description of a work (作品の解説)
2005/09/08掲載
Work figure (作品図)
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キリストの磔刑

 (Crocifissione) 1455-1459年頃
67×93cm | テンペラ・板 | ルーヴル美術館(パリ)

マンテーニャの代表作『キリストの磔刑』。サン・ゼーノ修道院長グレゴリオ・コレールの委嘱によりヴェローナのサン・ゼーノ聖堂の主祭壇画として描かれた、画家のパドヴァ時代の代表作『サン・ゼーノ祭壇画』のプレデッラ部分として描かれた本作は、ナポレオン軍によってフランスへ持ち去られたサン・ゼーノ祭壇画の返却の際にプレデッラ部分が取り外され、フランスへと置かれた為、ルーヴル美術館が所蔵するという経緯を持つ。その表現はパドヴァで高い評価を得たよう古代的で情緒豊かな背景に、遠近法を用いた迫力のある構図と、硬質的でありながら細密描写による登場人物の感情表現は、まさに秀逸の一言である。磔刑に処されるイエスの姿はマンテーニャらしく深い感情を示すことよって聖性を表現している。またイエスの頭上に掲げられる≪INRI≫の四文字は≪ナザレのイエス、ユダヤの王(Iesus Nazarenus Rex Iudeorum)≫の略式である。また聖性を思わせる青々とした天上と、鋭利で硬質的に描かれる大地の表現はマンテーニャの表現の大きな特徴であり、本作にもそれが存分に示されている。本来の姿である『サン・ゼーノ祭壇画』は三連祭壇画の形式で、上部三枚のパネルは遠近法によって統一された空間を構成している。

関連:サン・ゼーノ祭壇画各部名称


【全体図】
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磔刑に処されるイエス。その姿はマンテーニャらしく深い感情を示すことよって聖性を表現している。またイエスの頭上に掲げられる≪INRI≫の四文字は≪ナザレのイエス、ユダヤの王(Iesus Nazarenus Rex Iudeorum)≫の略式である。



【磔刑に処されるイエス】
古代的で情緒豊かな背景。聖性を思わせる青々とした天上と、鋭利で硬質的に描かれる大地の表現はマンテーニャの表現の大きな特徴であり、本作にもそれが存分に示されている。



【古代的で情緒豊かな背景】
磔刑に処されるイエスを目の当たりに倒れる聖母マリア。本来の姿である『サン・ゼーノ祭壇画』は三連祭壇画の形式で、上部三枚のパネルは遠近法によって統一された空間を構成している。また現在『サン・ゼーノ祭壇画』のプレデッラ部分にはレプリカが入れられている。



【イエスの姿に倒れる聖母マリア】

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