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2004/09/01掲載
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モナ・リザ(ジョコンダ)(Mona Lisa (La Gioconda))1503-1505年 | 77×53cm | 油彩・板 | ルーヴル美術館 追記(2006/09/27): 近年、新たにおなわれた赤外線と3D技術による調査で、これまで解析できなかった絵具の層が解析され、モナ・リザのドレスが薄い透明のガーゼ布によって覆われていることが判明し、16世紀前半のイタリアでは妊婦や出産したばかりの女性がガーゼのドレスを着ていたことから、ジョコンドの妻リーサが次男を出産した直後の1503年頃に描かれたとする説が新たに唱えられた。 追記(2008/01/15): ドイツのハイデルベルク大学図書館は、同図書館が所蔵している1477年に印刷された古書の欄外(余白部分)に、当時のフィレンツェの役人によって1503年10月に記された「レオナルドは現在、(富豪商人フランチェスコ・デ・ジョコンドの妻である)リーサ・デ・ジョコンド(別名リーサ・ゲラルディーニ)の肖像などを3点の絵画を制作している」との書き込みを発見し、モナ・リザのモデルが同氏であると結論付けた。
スフマートを用いた輪郭の表現。本作を美術史的観点から名画中の名画と言わしめるのは、一切の筆跡を残さない為、その完成には膨大な時間と手間がかかる、輪郭線を用いず陰影のみによって対象を表現する薄塗り技法≪スフマート(ぼかし技法)≫による表現に他ならない。
![]() 【スフマートを用いた輪郭の表現】
本作で最も印象的に感じられる微笑んだ唇。ヴァザーリ著書『美術家列伝(1550年)』の中のジョコンドの妻リーサ説からモナ・リザと呼称されるようになった本作の最も大きな謎のひとつであるモデルについてはジュリアーノ・デ・メディチの愛人説、ダヴァロス説、自画像説、イザベラ・デステ説など諸説挙げられるも確証は得るに至らず依然として不明であるが、現在ではレオナルドによる理想化された人物像とする説が一般的である。
![]() 【最も印象的に感じられる微笑んだ唇】
当時レオナルドが滞在していたサンタ・マリア・ノヴェッラ教会の廻廊が描かれていることが研究によって明らかになっている本作で用いられる、肖像画において斜めに対象人物を配する構図は主に初期ネーデルランド絵画で用いられていた構図であり、その後、交友のあったラファエロを始めとする数多くの画家達の肖像画制作の過程において多大な影響を与えた。
![]() 【斜めに対象人物を配する構図】 ![]() 【交差に組まれる腕】
退廃的な印象を感じさせる背景描写。風景はレオナルドがおこなっていた地形学的研究と、東洋の山水画を思わせる風景画制作とのしかるべき統合であり、描かれる風景の両端は繋がっていると一部の研究者から指摘されている。
![]() 【退廃的な印象を感じさせる背景描写】 |