Salvastyle.com 自己紹介 サイトマップ リンク メール
About us Site map Links Contact us
home Information Collection Data Communication
Collectionコレクション
作品イメージ
homeページCollection常設展示ルネサンス芸術ルーカス・クラナハ (Lucas Cranach der Altere)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2004/10/09掲載
【全体図】
拡大表示
エジプトへの逃避途上の休息 1504年
(Die Ruhe auf der Flucht nach Agypten)
70.7×53cm | Oil on panel | Staatliche Museen, Berlin

クラナハの生涯の画業で、特に重要性の高い作品を多数制作された1501年から1504年まで滞在したウィーン時代の集大成と呼べる作品『エジプトへの逃避途上の休息』。後にモノグラムも制作されている本作の主題は、ベツレヘムに生まれたキリストを亡き者にするため、ベツレヘムの全ての新生児の殺害を企て、ユダヤの王ヘロデが同地へ放った兵士から逃れるために、聖ヨセフと聖母マリア、幼児キリストがエジプトへ逃避した場面を描く≪エジプトへの逃避≫。クラナハの大きな特徴ともなった背景の描写など、本作の見所は多い。エジプトへの逃避という状況の中に心休まる一場面を、ウィーンで形成された画家の独特な画風で表現されている本作で、聖母マリアは幼子イエスを膝の上で抱き、(本作を)観る者と視線を交わしている。また新約聖書中、聖ヨセフは神の子キリストの母マリアの夫で大工として伝えられているが、その家系の始祖は旧約聖書の中でも特に重要視されるダヴィデ王だとも伝えられている。


【幼子キリストを抱く聖母マリア】
幼子キリストを抱く聖母マリア。エジプトへの逃避という状況の中に心休まる一場面を、ウィーンで形成された画家の独特な画風で表現されている。

【子と妻に寄り添う夫ヨセフ】
幼子キリストと妻マリアに寄り添う、夫ヨセフ。新約聖書中ヨセフはキリストの母マリアの夫で大工として伝えられているが、その家系の始祖はダビデ王だと伝えられている。

Copyright (C) Salvastyle.com - ++ All Rights Reserved.