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作品イメージ
homeページCollection常設展示ルネサンス芸術ピーテル・ブリューゲル (Pieter Brueghel the Elder)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2006/08/21掲載
【全体図】
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ネーデルランドの諺 (The Netherlandish Proverbs) 1559年
117×163cm | 油彩・板 | ベルリン国立美術館

16世紀ネーデルランド絵画の偉大なる巨匠ピーテル・ブリューゲルの全作品中、最も有名な作品のひとつである『ネーデルランドの諺』。本作には当時の人々の生活を舞台に、様々に繰り広げられる諺や格言の場面が80種類以上(一説では約120種とされる)描かれている。古くから諺を題材とした作品は幾多の画家が描いているも、本作のように複数の諺や格言が収集、編纂され構成される作品は、当時(15〜16世紀)の人文主義者がおこない流行させた。本作に描かれる様々な諺や格言の中で最も印象的な場面は、画面中央やや下に描かれる≪夫に青外套を着せる妻≫で青い外套(マント)は裏切りや欺瞞を意味し、老夫に青い外套を着せる行為は、老夫に対する妻の肉体的な裏切りや金銭目的の結婚であることを示している。このような人間に備わる欺瞞やエゴイズム、愚行は本作における最も重要な題材であり≪夫に青外套を着せる妻≫の場面はそれを象徴する存在として、17世紀には本作の名称として使用されていた。なお本頁では≪夫に青外套を着せる妻≫を始めとした代表的な場面を四つ紹介しているが、本作に描かれる諺や格言の全解説はこちらの内容詳細図に記した。

関連:『ネーデルランドの諺』内容詳細図


【夫に青外套を着せる妻】
夫に青外套を着せる妻。青い外套(マント)は裏切りや欺瞞、不義を意味し、老夫に青い外套を着せる行為は、老夫に対する妻の肉体的な裏切りや金銭目的の結婚であることを示している。また最も印象的で本作を象徴するこの場面『青い外套』から17世紀には本作の名称として使用されていた。

【粥をひっくり返し頭を抱える者】
粥をひっくり返し頭を抱える者。釜の中の粥をひっくり返せば二度と元へは戻らないということから、本作は≪取り返しのつかない過ち。覆水盆に返らず≫という解釈がなされる。

【豚の毛を刈る者】
豚の毛を刈る者。家畜の毛を刈る二人の者の内一人は羊の毛を刈り、もう一人は豚の毛を刈っている。この場面は同じ行為でも片方は有益な行いであり、もう片方は無益な行いであることを示している。

【小魚を食らう大魚】
小魚を食らう大魚。小さな魚はより大きな魚に喰らわれる、より大きな魚の餌であると解釈する本場面は、権力者の弱者への圧迫を示している。

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