Description of a work (作品の解説)
2004/10/26掲載
Work figure (作品図)
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ケルビムの聖母

 1450年頃
Madonna col Bambino (Madonna del cherbini)
94×66cm | テンペラ・板 | アカデミア美術館

現在、ヴェネツィアのアカデミア美術館に所蔵されるヴェネツィア派絵画の始祖ヤコポ・ベッリーニの代表的な聖母子画『ケルビムの聖母』。確認されているヤコポ・ベッリーニ15点中、実に10点近くが聖母子を主題にした作品だが、本作はその中でも最も良作とされる作品のひとつで、画面の著しい劣化が認められるが、ヤコポ・ベッリーニが強く影響を受けたイコンや国際ゴシック様式の面影が残っている。聖母子の慈愛深い表情や鮮やかな朱色で表現されたキリストの衣服など注目すべき点は多い。国際ゴシック様式の影響から弱冠平面的に描かれる聖母子像だが、その豊かな表情や、精神性を表現したポーズなど画家の特徴がよく表れている。また背景にみられる細密に描かれる幼児の姿をした天使の顔などからは、ギリシャ正教会やロシア正教会などの東方教会で礼拝の対象とした聖画像≪イコン≫の影響が見受けられる。


【全体図】
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慈愛深い聖母マリアの表情。国際ゴシック様式の影響から弱冠平面的に描かれる聖母子像だが、その豊かな表情や、精神性を表現したポーズなど画家の特徴がよく表れている。



【慈愛深い聖母マリアの表情】
祝福のポーズをとる幼子キリスト。背景にみられる細密に描かれる幼児の姿をした天使の顔などからは、ギリシャ正教会やロシア正教会などの東方教会で礼拝の対象とした聖画像≪イコン≫の影響が見受けられる。



【祝福のポーズをとる幼子キリスト】

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