Description of a work (作品の解説)
2004/11/02掲載
Work figure (作品図)
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宗教的寓意

 (Allegoria sacra) 1490-1500年頃
73×119cm | 油彩・板 | ウフィツィ美術館(フィレンツェ)

ヴェネツィア派を確立した巨匠ジョヴァンニ・ベッリーニの現存する全作品中、最も謎に包まれた作品『宗教的寓意』。この宗教的寓意という名称も便宜上そう呼ばれているだけで、長い間ジョルジョーネ作とされてきた本作の主題については≪聖会話≫、≪天国≫、≪魂の巡礼≫、≪複合的寓意表現≫、≪受肉の瞑想≫など様々な解釈が論じられてきたが、どれも論破され、現在も議論が続けられている。ウィーン皇帝のコレクションが旧蔵となる本作は、画面上に拡散する採光の表現や、緻密かつ複合的に描かれる画面構成、黄金色で描かれる大気感などから、長きにわたり16世紀に活躍したヴェネツィア派の巨匠ジョルジョーネの作品とされてきた。


【全体図】
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ウィーン皇帝のコレクションが旧蔵となる本作は、画面上に拡散する採光の表現や、緻密かつ複合的に描かれる画面構成、黄金色で描かれる大気感などから、長きにわたり16世紀に活躍したヴェネツィア派の巨匠ジョルジョーネの作品とされてきた。



【黄金色で描かれる大気感】
≪聖会話≫や≪慈悲・正義・平和・慈愛の複合的寓意表現≫など様々な解釈がなされてきた画面上の登場人物。しかし、その全ての解釈が論破され、現在も議論が続けられている。



【様々な解釈がなされてきた各人物】

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