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作品イメージ
homeページCollection常設展示マニエリスムロッソ・フィオレンティーノ (Rosso Fiorentino)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2004/11/29掲載
【全体図】
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玉座の聖母子と10人の聖人
Madonna in trono con il Bambino e i dieci santi 1522年
350×259cm | Oil on panel | ピッティ美術館(フィレンツェ)

画面中央の玉座の聖母子を中心に、十人もの諸聖人を配した大胆かつ広大な構図が魅力的な、ロッソ・フィオレンティーノが手がけたフィレンツェ時代の代表的な聖会話作品のひとつ『玉座の聖母子と10人の聖人』。フィレンツェのサント・スピリト聖堂内ディ家礼拝堂の祭壇画として制作された本作は、画家の手によって完成してから200年後の1700年頃に全体が拡大され、大幅に補筆されていることが記録に残っていて、現作品の大きさは350×259cmだが、当初の大きさは250×210cmと、一回り以上小さかった。大胆な短縮法を用いたマニエリスム的な作風も随所に見られ、画家の良作としても知られている。若干面長に描かれる聖母マリアと、それとは対称的に幼児性を存分に表現した短縮法を用いて描かれた幼子キリストの姿など成人の姿で描かれる人物は、マニエリスムの大きな特徴である引き伸ばされた頭身によって描かれている。また聖女聖カタリナで用いられた、当時奇抜な表現とされた衣服の色彩は、翌年描かれた画家の代表的な作品『聖母の結婚』にも用いられている。


【玉座の聖母マリアと幼子キリスト】
若干面長に描かれる聖母マリアと、それとは対称的に幼児性を存分に表現した短縮法を用いて描かれた幼子キリストの姿。本作で成人の姿で描かれる人物は、マニエリスムの大きな特徴である引き伸ばされた頭身によって描かれている。

【ひざまずく聖カタリナの姿】
聖母子の足元でひざまずくキリスト教の聖女、聖カタリナの姿。この聖女で用いられた、当時奇抜な表現とされた衣服の色彩は、翌年描かれた画家の代表的な作品『聖母の結婚』にも用いられている。

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