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作品イメージ
homeページCollection常設展示古典主義クロード・ロラン (Claude Lorrain)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2007/05/17掲載
【全体図】
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カンポ・ヴァチーノの眺め
(Paysage avec la Campo Vaccino) 1636年
56×72cm | 油彩・画布 | ルーヴル美術館(パリ)

17世紀フランス古典主義時代の風景画の巨匠クロード・ロラン作『カンポ・ヴァチーノの眺め』。本作は画家が一時的にフランスへと帰国するも、2年間で再びローマへと戻ってきた1627年から約10年後の1636年に、ローマにある古代ローマ時代の遺跡≪フォロ・ロマーノ≫近郊の風景を描いた作品で、本作はクロード・ロラン作品の中で幾つか確認されている特定の景観を描いた風景画の中でも特に代表作としてしばしば挙げられる。フォロ・ロマーノは古代ローマ時代には時の権力者らによって神殿や凱旋門など記念碑的建造物が数多く建てられるも、9世紀頃には完全に廃墟となった遺跡で、画面左端にはフォロ・ロマーノの代表的な建造物のひとつ「セプティミウス・セウェルスの凱旋門」が描かれており、威風堂々とした凱旋門の質感や存在感が余すところなく表現されている。一方、遠景には最も著名なローマの遺跡のひとつで、かつてローマ帝政期に建造された円形闘技場である≪コロッセオ≫の一部分が見え、陽光に照らされ輝きを帯びた、空気的遠近感と大気感の表現が秀逸の出来栄えを示している。また前景や中景の広場には大人数の人々が描かれ、本作に動感と物語性を与える要因のひとつとなっている。


【前景に描かれた会話する人々】
前景に描かれた会話する人々。本作はローマにある古代ローマ時代の遺跡≪フォロ・ロマーノ≫近郊の風景を描いた作品で、画家の作品の中で幾つか確認されている特定の景観を描いた風景画の中でも特に代表作としてしばしば挙げられる。

【遠景に見える≪コロッセオ≫の一部】
遠景に見えるローマ帝政期に建造された円形闘技場である≪コロッセオ≫の一部。フォロ・ロマーノは古代ローマ時代には時の権力者らによって神殿や凱旋門など記念碑的建造物が数多く建てられるも、9世紀頃には完全に廃墟となった遺跡である。

【威風堂々とした凱旋門の質感や存在感】
威風堂々とした凱旋門の質感や存在感。画面左端にはフォロ・ロマーノの代表的な建造物のひとつ「セプティミウス・セウェルスの凱旋門」が描かれており、威風堂々とした凱旋門の質感や存在感が余すところなく表現されている。

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