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作品イメージ
homeページCollection常設展示古典主義クロード・ロラン (Claude Lorrain)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2007/06/07掲載
【全体図】
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上陸するシバの女王のいる風景 1648年
(Port avec l'embarquemnt de la reine de Saba)
148×194cm | 油彩・画布 | ロンドン・ナショナル・ギャラリー

フランス古典主義における風景画の巨匠クロード・ロランの代表作『上陸するシバの女王のいる風景』。カミッロ・パンフィーリ枢機卿のために制作された本作に描かれるのは、旧約聖書列王記上10章に記される、師士ソロモン王の名声を耳にしたシバの女王が、己が抱える難題をソロモンに問う為に(又はその知恵を試そうと)香料や金などの財宝を積み、師士ソロモンの住まうエルサレムへ訪れた場面≪上陸するシバの女王≫で、夜明けの陽光が射し込む海上の表現や、朝靄が醸し出す大気感、堅質な古代風の建築物など画家の得意とした海景図の典型的な特徴が示されている。一般的に≪ソロモン王とシバの女王(シェバの女王)≫を主題とした絵画であれば、イコノグラフィー(図像学)としてシバの女王が玉座の間でソロモン王と対峙する場面が描かれるものであり、画家が本作で描いたエルサレムへの上陸場面は珍しい図像展開である。なお本作はロンドン・ナショナル・ギャラリーが所蔵する『イサクとリベカの結婚(踊る人物のいる風景)』と対画であることが知られている。

関連:対画 『イサクとリベカの結婚(踊る人物のいる風景)』


【エルサレムに上陸するシバの女王】
エルサレムに上陸するシバの女王と一行。カミッロ・パンフィーリ枢機卿のために制作された本作に描かれるのは、シバの女王が、己が抱える難題をソロモンに問う為に(又はその知恵を試そうと)香料や金などの財宝を積み、師士ソロモンの住まうエルサレムへ訪れた場面≪上陸するシバの女王≫である。

【陽光が射し込む海上を進む帆船】
陽光が射し込む海上を進む帆船。本作には夜明けの陽光が射し込む海上の表現や、朝靄が醸し出す大気感、堅質な古代風の建築物などクロード・ロランの得意とした海景図の典型的な特徴が示されている。

【堅質な古代風の建築物】
堅質な古代風の建築物。一般的に≪ソロモン王とシバの女王(シェバの女王)≫を主題とした絵画であれば、イコノグラフィー(図像学)としてシバの女王が玉座の間でソロモン王と対峙する場面が描かれるものであり、画家が本作で描いたエルサレムへの上陸場面は珍しい図像展開である。

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