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homeページCollection常設展示古典主義ジョルジュ・ド・ラ・トゥール (Georges de La Tour)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2007/08/06掲載
【全体図】
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生誕(新生児、又はキリストの降誕)
(Nouveau-né) 1648-51年頃(又は1645-48年頃と推測)
76×91cm | 油彩・画布 | レンヌ美術館(ブルターニュ)

フランス古典主義を代表する巨匠ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの随一の代表作『生誕』。新生児、又はキリストの降誕とも呼ばれる本作は、かつてラ・トゥールと同時代に活躍した画家兄弟ル・ナン三兄弟や17世紀フランスの版画家ジャック・カロの作と考えられていたものの、ラ・トゥールを再発見したH・フォッス(ヘルマン・フォッス)によって画家の作として帰属された作品で、19世紀以降、哲学者・批評家として高名なフランスのイポリット・テーヌを始めとした人々に特に称賛された古典作品としても広く知られている。本作が制作された時期については、表現様式的特徴から多くの研究者は1648年以降から1651年頃までと推測しているも、一部の研究者はそれより少し遡る1645-48年頃の制作と指摘している。本作は新約聖書ルカ福音書 第2章1-20などに記される、聖なる器として聖選された聖母マリアがベツレヘムの厩で神の子イエスを産んだ場面≪生誕(キリストの降誕)≫を主題とした作品で、画家の大きな特徴である蝋燭の光による静謐な場面描写や光彩表現、極めて精神性の高い人物の心理表現、古典様式を踏襲した立体派的人物構成など画家の類稀な力量が大いに発揮されたラ・トゥール屈指の傑作としても名高い。また滑らかで繊細な油彩の質感や筆触など描写様式的にも、大半の研究者が本作が制作されたと推測されている1645-51年頃の画家の描写的特徴の一致が見られることなども注目すべき点のひとつである。


【聖母の腕の中で眠る神の子イエス】
聖母マリアの腕の中で眠る神の子イエス。新生児、又はキリストの降誕とも呼ばれる本作は、かつてラ・トゥールと同時代に活躍した画家兄弟ル・ナン三兄弟などの作と考えられていたものの、H・フォッスによって画家の作として帰属された作品である。

【我が子イエスを見つめる聖母マリア】
我が子イエスを見つめる聖母マリア。批評家イポリット・テーヌを始めとした人々に特に称賛された古典作品としても広く知られている本作が制作された時期については、表現様式的特徴から多くの研究者は1648-1651年頃までと推測しているも、一部の研究者はそれより少し遡る1645-48年頃の制作と指摘している。

【闇を照らす蝋燭を持つ母アンナ】
闇を照らす蝋燭を持つ聖母マリアの母アンナ。本作は画家の大きな特徴である蝋燭の光による静謐な場面描写や光彩表現、極めて精神性の高い人物の心理表現、古典様式を踏襲した立体派的人物構成など画家の類稀な力量が大いに発揮されたラ・トゥール屈指の傑作としても名高い。

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