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homeページCollection常設展示バロック美術スルバラン (Zurbaran,Francisco de)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2006/04/13掲載
【全体図】
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磔刑のキリストを描く聖ルカ 1630-40年頃
(San Lucas como pintor, ante Cristo en la cruz)
105×84cm | 油彩・画布 | プラド美術館(マドリッド)

17世紀セビーリャ派の偉大なる画家スルバランの描いた磔刑のキリスト像の代表的な作品のひとつ『磔刑のキリストを描く聖ルカ』。本作に描かれるのは、自らがユダヤの王と宣言し民を惑わせたとして、ユダヤの大司祭カイアファや民衆によって磔刑に処された受難者イエスの姿≪磔刑のキリスト≫と、その姿を描く老人であり、この老人は通常、福音書記者聖ルカと解釈されているも、この主イエスの昇天後、聖パウロの弟子となり多くの改宗者をよんだ画家の聖ルカのキリストを描く姿は、スルバランを再評価した研究者マリア・ルイサ・カトゥルラによってスルバランの自画像とも指摘されているも、本作を描いた当時画家は三十代〜四十代であったことから、この説に疑問を唱える研究者も多い。なお本作はドン・セバスティアン・ガブリエル親王の息子ドン・アルフォンソ・デ・ボルボン・ブラガンサが所蔵した後、カルタヘナ伯爵遺贈基金によって購入されプラド美術館へ入った。


【磔刑に処される受難者イエスの姿】
磔刑に処される受難者イエスの姿。本作に描かれるのは、自らがユダヤの王と宣言し民を惑わせたとして、ユダヤの大司祭カイアファや民衆によって磔刑に処された受難者イエスの姿≪磔刑のキリスト≫と、その姿を描く老人であり、この老人は通常、福音書記者聖ルカと解釈されている。
【罪状である組み合わせ文字≪I.N.R.I≫】
磔刑の罪状である組み合わせ文字≪I.N.R.I≫。十字架に掲げられたイエスの頭上には「ユダヤ人の王、ナザレのイエス」と磔刑の罪状が付けされたとされ、絵画上では組み合わせ文字≪I.N.R.I≫を用い表現される。

【画家の自画像とも指摘される聖ルカ】
スルバランの自画像とも指摘される聖ルカ。主イエスの昇天後、聖パウロの弟子となり多くの改宗者をよんだ画家の聖ルカのキリストを描く姿は、スルバランを再評価した研究者マリア・ルイサ・カトゥルラによってスルバランの自画像とも指摘されているも、本作を描いた当時画家は三十代〜四十代であったことから、この説に疑問を唱える研究者も多い。

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