Description of a work (作品の解説)
2005/10/26掲載
Work figure (作品図)
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フェリペ4世の肖像(シルバー・フィリップ)


(Filipe IV) 1635年頃
199.5×113cm | 油彩・画布 | ロンドン・ナショナル・ギャラリー

王の画家ベラスケスが王のために描き続けた、王のための肖像画『フェリペ4世の肖像』。その身に纏う衣装から≪シルバー・フィリップ≫とも呼ばれる本作は、ベラスケスが一度目のイタリア訪問より帰国した頃に描かれた作品で、スペイン国王フェリペ4世の国王としての気品と威厳を保ちながらも、軽やかで自由に動く生き生きとした筆跡によって、それまでの公式的な肖像画の概念からの逸脱を示している。また画家初期の名作『セビーリャの水売り』が認められ、遂には王の画家として首席画家の地位についたベラスケスは、国王一家の肖像画を描く際にかなり美化して描いていたことがプラド美術館所蔵の『国王フェリペ4世の肖像』のX線撮影から判明している。なお本作には珍しくベラスケス自身による署名が残っている。


【全体図】
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国王としての気品と威厳を示すスペイン国王フェリペ4世。首席画家の地位についていたベラスケスは、国王一家の肖像画を描く際にかなり美化して描いていたことが判明している。



【気品と威厳を示すフェリペ4世】
軽やかで自由に動く生き生きとした筆跡。本作は、その身に纏う衣装から≪シルバー・フィリップ≫とも呼ばれ、ベラスケスが一度目のイタリア訪問より帰国した頃に描かれた作品だと推測されている。



【軽やかで自由に動く筆跡】

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