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作品イメージ
homeページCollection常設展示バロック美術ヤゴブ・ファン・ライスダール (Jacob van Ruisdael)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2006/11/17掲載
【全体図】
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オートマルスムの眺め (View of Ootmarsum) 1660年以降
59.1×73.2cm | 油彩・画布 | アルテ・ピナコテーク

17世紀オランダ絵画黄金期における風景画の大家ヤゴブ・ファン・ライスダールの代表作『オートマルスムの眺め』。ライスダールの様式が円熟味を増していった1660年以降に描かれたと推測される本作はオランダ東部トウェンテ地方の小町を描いた作品で、町を上空から見下ろしたパノラマ的な描写が大きな特徴である。画面中央にはシント・シモン・エン・ユダス教会、左部分にはベッケルの風車、右部分にはかすかにベントハイム城がほぼ平行直線上に配されており、残りの画面2/3を占めるのは雄大な積乱雲の空である。このような建物による構成上のアクセントを加えられた安定的で壮観な描写は、19世紀に至るまで同国の風景画様式に多大な影響を与えた。また赤褐色の屋根や田畑に射し込む斑模様上の陽光の柔らかな色彩の表現は本作において最も美しく注目すべき部分のひとつであり、その卓越した描写は画家の同時代の作品の中でも特筆に値する。


【シント・シモン・エン・ユダス教会】
シント・シモン・エン・ユダス教会。画面中央にはシント・シモン・エン・ユダス教会、左部分にはベッケルの風車、右部分にはかすかにベントハイム城がほぼ平行直線上に配されており、残りの画面2/3を占めるのは雄大な積乱雲の空である。

【ベッケル家の風車】
ベッケル家の風車。このような建物による構成上のアクセントを加えられた安定的で壮観な描写は、19世紀に至るまで同国の風景画様式に多大な影響を与えた。

【雄大な積乱雲の空】
雄大な積乱雲の空。ライスダールの様式が円熟味を増していった1660年以降に描かれたと推測される本作はオランダ東部トウェンテ地方の小町を描いた作品で、町を上空から見下ろしたパノラマ的な描写が大きな特徴である。

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