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作品イメージ
homeページCollection常設展示バロック美術ヤーコブ・ヨルダーンス (Jacob Jordaens)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2006/08/28掲載
【全体図】
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聖体の秘跡 (The Veneration of the Eucharist) 1630年
283.6×233.9cm | 油彩・画布 | アイルランド国立美術館

巨匠ヤーコブ・ヨルダーンス作『聖体の秘跡』。おそらく聖アウグスティノ教会の依頼により制作された本作に描かれるのは、最後の晩餐に由来する、キリスト教の重要な儀式≪聖体の秘跡(聖餐)≫の場面とされるが、その図像的解釈は(本作で図像的矛盾も示されることから)様々な説が唱えられており、現在も議論と研究が進められている。中でも十字架を担う神の子イエスの上部に描かれた、聖霊の威光に照らされながら獅子に乗り、聖体顕示台(モンストランス)を手にする聖女の解釈は一般的に聖母マリアであるとされるも、擬人化された信仰の象徴であるとする説も有力視されている。画面上部左から聖ペトロ、聖パウロ、聖体顕示台の聖女を挟み、聖セシリア、聖カタリナ、聖セバスティアヌスが配される。また画面左中央で獅子を指差す聖アウグスティヌスが、画面下部には聖ヒエロニムス、神の子イエスを挟み聖グレゴリウス、聖アンブロシウスが配されている。


【十字架を担い心臓を手にするイエス】
十字架を担い燃える心臓を手にする神の子イエス。おそらく聖アウグスティノ教会の依頼により制作された本作に描かれるのは、最後の晩餐に由来する、キリスト教の重要な儀式≪聖体の秘跡(聖餐)≫の場面とされる。

【獅子に乗り聖体顕示台を手にする聖女】
聖霊の威光に照らされながら獅子に乗り、聖体顕示台(モンストランス)を手にする聖母マリア、又は擬人化された信仰の象徴。この聖女の図像的解釈は特に白熱した議論を呼んでいる。

【聖ヒエロニムスの姿】
聖ヒエロニムスの姿。本作では画面上部左から聖ペトロ、聖パウロ、聖体顕示台の聖女を挟み、聖セシリア、聖カタリナ、聖セバスティアヌスが配される。また画面左中央で獅子を指差す聖アウグスティヌスが、画面下部には聖ヒエロニムス、神の子イエスを挟み聖グレゴリウス、聖アンブロシウスが配されている。

【観者を見つめる聖アウグスティヌス】
獅子を指差し観者を見つめる聖アウグスティヌス。本作の図像的解釈は(本作で図像的矛盾も示されることから)様々な説が唱えられており、現在も議論と研究が進められている。

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