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作品イメージ
homeページCollection常設展示バロック美術フランス・ハルス (Frans Hals)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2006/07/25掲載
【全体図】
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庭園の夫婦(イサーク・アブラハムス・マッサとベアトリクス・ファン・デル・ラーンの結婚肖像)
(Married Couple in a Garden) 1622年頃
140×166.5cm | 油彩・画布 | アムステルダム王立美術館

17世紀オランダの巨匠フランス・ハルス初期の肖像画の傑作『庭園の夫婦』。確かな証拠は残されていないものの、本作はおそらくは1622年4月25日におこなった、画家が活躍したハールレムの裕福な商人イサーク・アブラハムス・マッサと市長の娘ベアトリクス・ファン・デル・ラーンの結婚肖像とされている。本作は、これまで他の画家達が典型として描いてきた公式的かつ儀礼的な結婚肖像(参考例:ルーベンス自身による結婚肖像画)とは異なり、夫婦間の愛と結婚の喜びが全面に表現されている。新郎イサーク・アブラハムス・マッサと新婦ベアトリクス・ファン・デル・ラーンは互いに幸福の絶頂期を示すかのように輝かしい満面の笑みを浮かべ寄り添っている。また夫婦の間の樹木に巻きついた葡萄の蔓(つる)は夫婦間の強い愛の絆を意味し、背後の愛の女神ヴィーナスの庭園に描かれる番いの孔雀は愛の象徴とされるなど、画面の至る個所に愛のアトリビュートが示されている。なおハルスは1626年頃(オンタリオ美術館所蔵)1635年頃(サン・ディエゴ美術館所蔵)に新婦イサーク・アブラハムス・マッサの単身肖像画を手がけている。

関連:1626年頃制作『イサーク・アブラハムス・マッサの肖像』
関連:1635年頃制作『イサーク・アブラハムス・マッサの肖像』


【新郎イサーク・アブラハムス・マッサ】
新郎イサーク・アブラハムス・マッサ。確かな証拠は残されていないものの、本作はおそらくは1622年4月25日におこなった、画家が活躍したハールレムの裕福な商人イサーク・アブラハムス・マッサと市長の娘ベアトリクス・ファン・デル・ラーンの結婚肖像とされている。

【新婦ベアトリクス・ファン・デル・ラーン】
新婦ベアトリクス・ファン・デル・ラーン。本作は、これまで他の画家達が典型として描いてきた公式的かつ儀礼的な結婚肖像(参考例:ルーベンスによる自身の結婚肖像画)とは異なり、夫婦間の愛と結婚の喜びが全面に表現されている。

【樹木に巻きついた葡萄の蔓】
夫婦間の強い愛の絆を意味する樹木に巻きついた葡萄の蔓(つる)。夫婦の間の樹木に巻きついた葡萄の蔓(つる)は夫婦間の強い愛の絆を意味し、背後の愛の女神ヴィーナスの庭園に描かれる番いの孔雀は愛の象徴とされ、画面の至る個所に愛の象徴が示されている。

【愛の女神ヴィーナスの庭園】
愛の女神ヴィーナスの庭園。ハルスは1626年頃(オンタリオ美術館所蔵)1635年頃(サン・ディエゴ美術館所蔵)に新婦イサーク・アブラハムス・マッサの単身肖像画を手がけている。

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