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homeページCollection常設展示バロック美術オラツィオ・ジェンティレスキ (Orazio Gentileschi)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2005/12/16掲載
【全体図】
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聖母子と聖クララ(Visione di santa Francesca)1615-19年頃
不明 | 油彩・画布 | マルケ国立美術館(ウルビーノ)

バロックの画家オラツィオ・ジェンティレスキが聖母子と聖人を主題に描いた代表的作品のひとつ『聖母子と聖クララ』。本作の主題は聖母マリアと幼子イエスに、13世紀アッシジの聖女聖キアラと天使を配した≪聖会話≫で、バロック特有の大胆な構図と厳粛かつ劇的な効果をもたらす光の表現を用いても、聖性を失わない諸聖人の深い感情表現と人物描写が大きな特徴である。本作に登場する≪聖キアラ≫とは、13世紀初頭(1212年とされる)にアッシジで聖フランチェスコの最初の女性の弟子となり、女子修道院を建設するほか、1241年にサラセン軍(異教徒)に修道院を包囲された際、病床の身体をおし聖体顕示台で祈りを捧げ、異教徒を退ける伝説や、死後、その肉体を戴冠処女に金色の外套で包まれる間に聖母マリアが降臨し、魂を昇天させた逸話が残る聖女で、聖クララとも呼ばれる。


【幼子イエスを抱く聖キアラ】
幼子イエスを抱く聖キアラ。聖クララとも呼ばれるこの13世紀の聖女を描く際は、常に聖フランチェスコ会の縄帯、黒の外套、白の頭巾を身に纏った姿で描かれる。またアトリビュートは聖体顕示台、オリーブの枝の付く十字架、純潔の象徴である百合の枝、女子修道院創設者としての司教杖などが挙げられる。

【イエスと聖キアラを見守る聖母マリア】
幼子イエスと聖キアラを見守る聖母マリア。本作に登場する≪聖キアラ≫とは、13世紀アッシジの聖女で、異教徒を退ける伝説や、死後、その肉体を戴冠処女に金色の外套で包まれる間に聖母マリアが降臨し、魂を昇天させた逸話が残されている。

【聖性を失わない深い感情表現】
バロック特有の大胆な構図と厳粛かつ劇的な効果をもたらす光の表現を用いても、聖性を失わない諸聖人の深い感情表現と人物描写が大きな特徴である。

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