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作品イメージ
homeページCollection常設展示バロック美術カラヴァッジョ (Caravaggio)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2005/10/28掲載
【全体図】
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聖マタイの殉教 (Martirio di san Matteo)
1600年 | 323×343cm | 油彩・画布 |
サン・ルイジ・ディ・フランチェージ聖堂(ローマ)

イタリアバロック絵画の巨匠カラヴァッジョの代表作であり、コンタレッリ礼拝堂聖マタイ連作画のひとつ『聖マタイの殉教』。同じくカラヴァッジョの代表作『聖マタイの召命』の対面に配置される本作は、聖マタイの生涯よりその殉教の場面≪聖マタイの殉教≫を描いた作品で、暗中に渦巻く人々の混乱と恐怖を殆ど背景を描かずに、人物の配置のみで空間構成をおこなっていることなど、それまでのカラヴァッジョ作品には見られなかった新たな表現方法が試みられている。また聖マタイを襲う刺客の左に描かれる髭の男性は、画家の自画像と指摘されている。

関連:コンタレッリ礼拝堂聖マタイ連作画『聖マタイの召命』
関連:コンタレッリ礼拝堂聖マタイ連作画『聖マタイと天使』


【迫害される聖マタイ】
迫害される聖マタイ。キリスト十二使徒のひとりで、元々レヴィと呼ばれていた聖マタイは、主イエスの昇天後、エチオピアやペルシヤで伝道をおこなうも、ドミティアヌス帝の下で石責め、火刑にかけられた後、斬首されたとされている。また福音書記者の象徴として聖マタイの頭上では天使が羽根を差し出している。

【聖マタイを斬首する刺客】
聖マタイを斬首する刺客。殆ど背景を描かずに、人物の配置のみで空間構成をおこない、暗中に渦巻く人々の混乱と恐怖を表現は、それまでの作品には見られなかった新たな一面である。
【刺客の左に描かれる画家の自画像】
刺客の左に描かれる髭の男性は、画家の自画像とされている。本作はコンタレッリ礼拝堂聖マタイ連作画のひとつで、同じくカラヴァッジョの代表作『聖マタイの召命』の対面に配置されている。
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