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作品イメージ
homeページCollection常設展示バロック美術カラヴァッジョ (Caravaggio)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2005/10/04掲載
【全体図】
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エジプトへの逃避途上の休息 (Riposo nella fuga in Egitto)
1594-1596年頃 | 135.5×166.5cm | 油彩・画布 |
ドーリア・パンフィーリ美術館(ローマ)

カラヴァッジョ初期の代表的な宗教画のひとつ『エジプトへの逃避途上の休息』。本作の主題はユダヤの王ヘロデがベツレヘムに生まれる新生児の全てを殺害するために放った兵士から逃れるため、エジプトへと旅立った聖母マリアと幼子イエス、マリアの夫の聖ヨセフを描いた≪エジプトへの逃避途上の休息≫であるが、カラヴァッジョはヴェネツィア派の影響を思わせる豊かな色彩と、天使を配することによって、場面をより広く見せようと試みていることが、研究者から指摘されている。


【幼子イエスを抱きしめる聖母マリア】
幼子イエスを抱きしめる聖母マリア。不安と安堵の表情を浮かべる聖母マリアと、色彩豊かに描かれる本作からは、休息に伴う独特な静寂感のほか、ある種の甘美性をも漂わせている。
【楽譜を持つ聖ヨセフ】
天使が音楽を奏でる為に楽譜を持つ聖ヨセフ。聖ヨセフはイエスの父であり、年の離れた聖母マリアの夫で、旧約聖書に記されるダビデ王の直系と伝えられている。
【ヴァイオリンを奏でる天使】
ヴァイオリンを奏でる天使。カラヴァッジョ初期の大きな特徴のひとつである極めて写実的に描かれる静物は、音楽を奏でる天使のヴァイオリンや、おそらく聖ヨハネの持ち物である画面左端下のワインの瓶など、本作でも如何なく示されている。
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