Description of a work (作品の解説)
2009/08/17掲載
Work figure (作品図)
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アンドリューズ夫妻の肖像(ロバート・アンドルーズと妻フランシスの肖像)

 (Mr and Mrs Andrews (Robert Andrews and His wife Frances)) 1748-49年頃
69.8×119.4cm | 油彩・画布 | ロンドン・ナショナル・ギャラリー

18世紀イギリスを代表する画家トマス・ゲインズバラ初期の最も重要な作品『アンドリューズ夫妻の肖像(ロバート・アンドルーズと妻フランシスの肖像)』。本作はゲインズバラが独立して間もない1748-49年頃に、英国東部サフォーク州サドバリーの若き領主ロバート・アンドリューズの依頼によって制作された、同氏と妻フランシスとの≪結婚肖像画≫である。画面左側には地位の高さを観る者に連想させる、犬を従え猟銃を小脇に抱えた(本作の主役である)ロバート・アンドリューズが自然的な姿態で描き込まれ、その隣には清潔で気品を感じさせる薄青色の衣服を身に着けた妻フランシスが軽やかに描写されている。そして画面中央から右側にかけては、ロバート・アンドリューズが統治するサドバリー近郊オーベリーの美しく広大な風景が配されている。肖像画としてはやや不自然さを感じさせる本作で最も注目すべき点は、人物と風景の調和的表現と、風景に対する高い関心にある。ゲインズバラ自身は肖像画よりも風景画での成功を願っていたことが知られており、本作にも風景を画題としたかのような構図・構成などにその思惟が示されている。そして自身の絵画に対する思惟・想念におぼれることなく、本来描くべきロバート・アンドルーズと妻フランシスの肖像表現で、カンヴァセーション・ピース(集団家族肖像画)の手法を取り入れつつ、風景との完全な調和を試みている点に、ゲインズバラの(英国絵画界における)革新性と類稀な才能を見出すことができる。


【全体図】
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犬を従え猟銃を抱えるロバート・アンドリューズの姿。本作はゲインズバラが独立して間もない1748-49年頃に、英国東部サフォーク州サドバリーの若き領主ロバート・アンドリューズの依頼によって制作された、同氏と妻フランシスとの≪結婚肖像画≫である。



【猟銃を抱えるロバート・アンドリューズ】
軽やかに表現される妻フランシス。本来描くべきロバート・アンドルーズと妻フランシスの肖像表現で、カンヴァセーション・ピース(集団家族肖像画)の手法を取り入れつつ、風景との完全な調和を試みている点に、ゲインズバラの(英国絵画界における)革新性と類稀な才能を見出すことができる。



【軽やかに表現される妻フランシス】
美しく広大なオーベリーの風景。肖像画としてはやや不自然さを感じさせる本作で最も注目すべき点は、人物と風景の調和的表現と、風景に対する高い関心にあり、本作にも肖像画よりも風景画での成功を願っていたゲインズバラ自身の思惟が、風景を画題としたかのような構図・構成などに示されている。



【美しく広大なオーベリーの風景】

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