Description of a work (作品の解説)
2004/09/20掲載
Work figure (作品図)
■ 

ピエタ

 (Pieta) 1499年
174×195cm | 大理石 | サン・ピエトロ大聖堂(バチカン)

公開当時より圧倒的な支持を受けた、彫刻家ミケランジェロ初期の傑作『ピエタ』。主題は中世〜ゴシック期より最も特徴的で広く一般に普及した祈念像『ピエタ』。このピエタとは憐憫や敬虔の意味を持つラテン語から発生したイタリア語で、キリストとその死を嘆く聖母マリアの姿を指す。ゴシック期以降は彫刻の他、絵画などを含む図像の総称として、この名称(ピエタ)が使用されるようになった。ミケランジェロはローマ滞在時、バッカス像と、このピエタの成功により名声を得て、芸術家としての地位を不動のものとするきっかけとなった。幾人の彫刻家が制作したピエタだが、弱冠23歳のミケランジェロが制作したピエタは、死せる息子キリストを抱える聖母マリアの悲しみに満ちた表情や筋肉や衣服の細密な描写など、それまでに彫刻されたピエタの表現を遥かに超えたものであった。


【全体図】
拡大表示
幾人の彫刻家が制作したピエタだが、弱冠23歳のミケランジェロが制作したピエタは、死せる息子キリストを抱える聖母マリアの悲しみに満ちた表情や筋肉や衣服の細密な描写など、それまでに彫刻されたピエタの表現を遥かに超えたものであった。



【キリストの死を嘆く聖母マリア】
聖母マリアの膝に抱えられるキリスト。ローマ滞在時、バッカス像と、このピエタの成功により名声を得て、芸術家としての地位を不動のものとするきっかけとなった。



【膝に抱えられるキリスト】

Salvastyle.com 自己紹介 サイトマップ リンク メール
About us Site map Links Contact us

homeInformationCollectionDataCommunication
Collectionコレクション
作品イメージ