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作品イメージ
homeページCollection常設展示ルネサンス芸術ヤン・ファン・エイク (Jan van Eyck)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2004/09/15掲載
【全体図】
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ヴァン・デル・パーレの聖母子
(Virgin and Child with Canon van der Paele) 1434-36年頃
122.1×157.8cm | Oil on panel | Groeninge Museum, Bruges

1434年ブルッヘ(Bruges)市のシント・ドナートゥス教会の参事会員を務めていたヴァン・デル・パーレから依頼を受け、制作された作品である通称『ヴァン・デル・パーレの聖母子』。完成後は同教会へ寄贈された。遠近法によって巧みに描かれた空間構成と、聖母子、聖人、ヴァン・デル・パーレの始めとした人物や着衣など細密に描写された各部分は、現在も色褪せず輝きを帯びている。幼子イエスを抱き、静かに寄進者を見つめる聖母マリアや幼子イエス、寄進者ヴァン・デル・パーレを始めとした人物は、ゴシック期では厳粛な描き方が一般的だった玉座の聖母に装飾的な衣装を纏わせ、神々しいほどの荘厳性が示されている。また左右に配されるのは、守護聖人と聖母子を前にし、ヴァン・デル・パーレに手を差し出す、甲冑で身を堅め、異教の有翼竜を退治したと伝えられる伝説上の人物、聖騎士ゲオルギウスと、ブルッヘの守護聖人ドナティアヌス(守護聖人とは特定の個人・職業・身分・団体・都市・国家などを保護し、神への執成しをおこなうとして崇敬される聖人を意味する)。


【聖母子の姿】
幼子イエスを抱き、静かにヴァン・デル・パーレを見つめる聖母マリア。ゴシック期では厳粛な描き方が一般的だった玉座の聖母に装飾的な衣装を纏わせ、神々しいほどの荘厳さを描いた。

【ヴァン・デル・パーレ】
守護聖人と聖母子の前に跪く、ブルッヘ市のシント・ドナートゥス教会参事会員ヴァン・デル・パーレの姿。画面左人物、守護聖人ドナティアヌスが冠を手にしていることから、この後、当人が戴冠されることが伺える。

【聖ゲオルギウス】
守護聖人と聖母子を前にし、ヴァン・デル・パーレに手を差し出す、甲冑で身を堅め、異教の有翼竜を退治したと伝えられる伝説上の人物、聖騎士ゲオルギウス。

【聖ドナティアヌス】
ブルッヘの守護聖人ドナティアヌス。守護聖人とは特定の個人・職業・身分・団体・都市・国家などを保護し、神への執成しをおこなうとして崇敬される聖人を意味する。

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