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作品イメージ
homeページCollection常設展示ルネサンス芸術アルブレヒト・デューラー (Albrecht Durer)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2004/10/07掲載
【全体図】
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ランダウアー祭壇画(聖三位一体の礼拝)
(Landauer Altar) 1511年
135×123.4cm | Oil on panel | ウィーン美術史美術館

ドイツのニュルンベルクの商人M・ランダウアーが自ら創設した養護施設「十二人寮」の祭壇のために(当時、既に名声を博していた)デューラーへ注文された祭壇画『ランダウアー祭壇画』。本作の主題は、最後の審判の後、神の国において旧約聖書の登場人物や新約聖書の諸聖人、神によって選ばれた人々が、父なる神、御子キリスト、聖霊が変化した存在である白鳩の三位一体を礼拝する場面≪聖三位一体の礼拝≫で、ゴシック様式を思わす統一性に富んだ構図の中、技巧的に円熟味を増していったデューラーの卓越した人物表現が合わさり、壮厳な世界観を示している。父なる神の衣を神の使者である諸天使が広げるなど三位一体の神格化を増徴する表現が随所に描かれる本作で、主イエスは頭には磔刑の判決を受けたときに被せられた茨の冠が高い写実的描写で描かれているほか、銘文を手にするデューラー本人が画面右下部分に描かれている。

関連:ランダウアー祭壇画 絵画部分拡大図


【父なる神と白鳩】
三位一体を構成する父なる神と、聖霊が変化した存在である白鳩。父なる神の衣を神の使者である諸天使が広げるなど本作中の三位一体の神格化を増徴する表現が随所に描かれる。

【御子キリスト】
神の子として、父なる神と同等の性質を持つとされる十字架にかけられた御子キリスト。頭には磔刑の判決を受けたときに被せられた茨の冠が描かれている。

【銘文を手にするデューラー】
画面右下部分に描かれる、銘文を手にするアルブレヒト・デューラー。デューラーの作品では、このように画家自身が銘文を手にし、場面に登場させている作品が多々存在している。

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