Description of a work (作品の解説)
2005/08/15掲載
Work figure (作品図)
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聖母戴冠

 (Incoronazione della Vergine) 1434-1435年
240×211cm | テンペラ・板 | ルーヴル美術館(パリ)

フラ・アンジェリコの傑作『聖母戴冠』。キリストによって戴冠される聖母を描いた≪聖母戴冠≫を主題とする本作は、本来『フィエゾーレの祭壇画』、『受胎告知(プラド美術館版)』と共に、サン・ドメニコ聖堂(フィエゾーレ)に収められていた作品で、ナポレオン軍によってパリへと運ばれた経緯を持つ。またウフィツィ美術館には同主題で描かれた別の作品が収蔵されている。本作の主題≪聖母戴冠≫とは、死した聖母の魂が天へと昇華した聖母被昇天の後に、おこなわれた聖母の歴史上における最終場面で、父なる神(もしくは神の子イエス)から戴冠を受ける場面を指す。また本作画面下部には『聖母の神殿奉献』や『聖母の死(御眠り)』など聖母の生涯が描かれている。

関連:サン・ドメニコ聖堂『フィエゾーレの祭壇画』
関連:プラド美術館版『受胎告知』
関連:ウフィツィ美術館版『聖母戴冠』


【全体図】
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キリストより戴冠を受ける聖母マリア。本作の主題≪聖母戴冠≫とは、死した聖母の魂が天へと昇華した聖母被昇天の後に、おこなわれた聖母の歴史上における最終場面で、父なる神(もしくは神の子イエス)から戴冠を受ける場面を指す。



【キリストより戴冠を受ける聖母マリア】
聖母の戴冠に参列する殉教聖人や当時の司祭など数多くの諸聖人たち。本作画面下部には『聖母の神殿奉献』や『聖母の死(御眠り)』など聖母の生涯が描かれている。



【聖母の戴冠に参列する諸聖人たち】

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