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作品イメージ
homeページCollection常設展示マニエリスムエル・グレコ (El Greco)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2005/07/19掲載
【全体図】
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聖三位一体(Trinidad) 1577-79年
300×178cm | Oil on canvas | プラド美術館(マドリッド)

エル・グレコの残した数多い傑作のひとつで、トレドのサント・ドミンゴ・エル・アンティグオ聖堂のために制作され、現在はプラド美術館に所蔵されている『聖三位一体』。ミケランジェロの彫刻作品≪ピエタ≫や、ドイツ・ルネサンスの巨匠アルブレヒト・デューラーの木版画を元に構図が展開される本作の主題≪聖三位一体≫は、神の実体は唯一でありながら、その位格は、この世のあらゆるものを創造した父なる神、人間の罪を十字架上で償ったイエス、使徒などに下される聖霊の3つが同位にて存在することを意味し、現在のキリスト教の最重要教義とされているもので、エル・グレコの力強く荒々しい筆跡と、マニエリスム独特の人体表現の奔放さによって、劇的に表現されている。この深い陰影と、引き伸ばされた人体構造によって表現される父なる神とイエスは、高い聖性を示すものとして、当時の宗教関係者や知識人から、圧倒的な支持を得た。


【父なる神に抱かれるイエスの姿】
ミケランジェロの≪ピエタ≫の構図を用いられた、父なる神に抱かれるイエスの姿。深い陰影と、引き伸ばされた人体構造によって表現される父なる神とイエスは、高い聖性を示すものとして、当時の宗教関係者や知識人から、圧倒的な支持を得た。

【三位一体のひとつ、聖霊の姿】
三位一体のひとつ、聖霊の姿。この≪聖三位一体≫という教義は最初から存在していたのではなく、4世紀頃からキリスト教の普及過程において、さまざまな教義論争の末、現在の位置付けが確立されたとされている。

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