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作品イメージ
homeページCollection常設展示マニエリスムフェデリコ・バロッチ (Federico Barocci)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2006/10/04掲載
【全体図】
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キリストの割礼 (Criconcisione di Cristo) 1590年
374×252cm | 油彩・画布 | ルーヴル美術館(パリ)

16世紀イタリアの画家フェデリコ・バロッチの代表作『キリストの割礼』。ペザーロのイエス御名同信会の依頼によって制作され、同会の廃止に伴いフランスへと接収された本作に描かれる主題は、天使のお告げによりイエス降誕の八日目に包皮を切除した後、地上に降誕した神の子に御名『イエス』を名付けるという、キリスト教の儀式≪キリストの割礼≫で、フェデリコ・バロッチ独特の様式であるヴェネツィア派からの影響である豊かで明瞭な色彩と、官能性に富んだ甘美な人物表現が顕著に示されるほか、中間色を多用した明暗法による場面表現と、当時の理想主義的描写からは異なる、画面左下の生贄を捧げる羊飼いが示す自然主義的描写が大きな特徴である。また本作においてバロッチが用いた室内の空間構成は画面内のみならず、観者との距離感が意識され、絶妙なバランスを保つことに成功している。


【割礼を受けるイエス】
割礼を受けるイエス。本作に描かれる主題は、天使のお告げによりイエス降誕の八日目に包皮を切除した後、地上に降誕した神の子に御名『イエス』を名付けるという、キリスト教の儀式≪キリストの割礼≫である。

【神の子イエスを抱く祭司】
神の子イエスを抱く祭司。本作はペザーロのイエス御名同信会の依頼によって制作され、同会の廃止に伴いパリへと接収された後、一時的にノートルダムに置かれ、1862年に現在の所蔵先であるルーヴル美術館へ運ばれた。
【我が子を見守る聖母マリア】
我が子を見守る聖母マリア。豊かで明瞭な色彩と、官能性に富んだ甘美な人物表現が顕著に示されるほか、中間色を多用した明暗法による場面表現と、当時の理想主義的描写からは異なる、画面左下の生贄を捧げる羊飼いが示す自然主義的描写が大きな特徴である。

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