Description of a work (作品の解説)
2007/02/04掲載
Work figure (作品図)
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リュートを調弦する女(窓辺でギターを弾く女)


(Woman with a Lute near a Window)1662-65年頃
52×46cm | 油彩・画布 | メトロポリタン美術館

17世紀オランダの画家ヨハネス・フェルメール作『リュートを調弦する女』。過去には『窓辺でギターを弾く女』とも呼ばれていた本作は、長い間、劣悪な環境にあった為に極めて保存状態が悪く、高名なフェルメール研究者のひとりブランケルトを始め一部の研究者は真作から除外しているものの、1817年からの来歴が明確であることや、署名が記されること、少ない情報ながら様式的特徴から現在では、ほぼ真作と認められている。本作に描かれるのは、画家の大きな特徴である画面左側に配された窓の近くで、中世から17世紀にかけて欧州で広く用いられた撥弦楽器であるリュートを調弦する女性で、細部などまだまだ研究の余地は多く残されているものの、射し込む光の柔らかで明るい表現と、落ちる陰影の複雑な表現から、おそらくは画家が女性の日常生活の一場面を捉えた描いた単身像風俗画作品の傑作を数多く生み出した1662年から1665年頃に描かれたと推測される。本作の机上に置かれる楽譜など細部の詳細は、画面が不鮮明であるため未確認であることや、女性が窓外へ向ける視線が何を意味するのかなど、本作はフェルメールの作品の中でも特に今後の研究や解釈が期待される作品でもある。なお背後の地図は初版であるヨドクス・ホンディウス作の、もしくは再版したヨアン・ブラーウ作の地図であると推測されている。


【全体図】
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窓辺でリュートを調弦しながら外へ視線を向ける女性。本作は、長い間、劣悪な環境にあった為に極めて保存状態が悪く、高名なフェルメール研究者のひとりブランケルトを始め一部の研究者は真作から除外しているものの、1817年からの来歴が明確であることや、署名が記されること、少ない情報ながら様式的特徴から現在では、ほぼ真作と認められている。



【調弦しながら外へ視線を向ける女性】
窓から射し込む光の柔らかで明るい表現。本作に描かれるのは、画家の大きな特徴である画面左側に配された窓の近くでリュートを調弦する女性で、射し込む光の柔らかで明るい表現と、落ちる陰影の複雑な表現から、おそらくは1662年〜65年頃に描かれたと推測される。



【窓から射し込む光の柔らかな表現】
壁に掛けられる地図。背後の地図は初版であるヨドクス・ホンディウス作の、もしくは再版したヨアン・ブラーウ作の地図であると推測されている。また本作はフェルメールの作品の中でも特に今後の研究や解釈が期待される作品でもある。



【壁に掛けられる地図】

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