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作品イメージ
homeページCollection常設展示バロック美術ホセ・デ・リベラ (Josepe de Ribera)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2006/02/13掲載
【全体図】
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砂漠のマグダラのマリア(聖ターイス)
(Santa María Magdalena (or St Thais)) 1640-1641年頃
181×195cm | 油彩・画布 | プラド美術館(マドリッド)

数少ないリベラの手がけた女性の聖人像の代表作『砂漠のマグダラのマリア』。本作は贅沢を尽くし遂には娼婦に身を落としたものの、悔悛し、主イエスの足に香油を塗り自らの髪で拭ったとされる、キリスト教で最も重要視される聖女のひとり≪マグダラのマリア≫を描いたもので、リベラ独特の厳しい陰影法を駆使した描写の中に、男性聖人像には見られない優雅で若干の悲壮を感じさせる表現が大きな特徴のひとつである。また一部では本作を聖ターイスとも解釈する説も唱えられている。


【悲壮を感じさせるマグダラのマリア】
キリスト教で最も重要視される聖女のひとりマグダラのマリア。数少ないリベラの手がけた女性の聖人像では、画家独特の厳しい陰影法を駆使した描写の中に、男性聖人像には見られない優雅で若干の悲壮を感じさせる表現が大きな特徴のひとつ。

【画家による着色の特徴である暖色】
リベラによる着色の大きな特徴である暖色。晩年期に手がけられた本作では、このような朱色に近い暖色と、おそらくは青白色で描かれていた背景描写など画家の特徴が随所に見られる。

【イエスの足に塗ったとされる香油の壺】
主イエスの足に塗ったとされる香油の壺。本作の主題≪マグダラのマリア≫は、贅沢を尽くし遂には娼婦に身を落としたものの、悔悛し、主イエスの足に香油を塗り自らの髪で拭ったとされる聖女で、4つの福音書において、ラザロの蘇生を見たマリアや悪霊に取り付かれたマグダラの女と混同されている。

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