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作品イメージ
homeページCollection常設展示バロック美術グイド・レーニ (Guido Reni)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2005/12/18掲載
【全体図】
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ネッソスに略奪されるディアネイラ
(Uccisione di Nesso (Storie d'Ercole)) 1621年頃
259×193cm | 油彩・画布 | ルーヴル美術館(パリ)

グイド・レーニの古典的様式が顕著に示される連作神話画の傑作≪ヘラクレスの物語≫より、その代表的な一枚『ネッソスに略奪されるディアネイラ』。本作の主題は、ティリュンス王妃アルクメネと、王に姿を変えたユピテルの間に生まれた神話上の男性で、数々の武勇伝を残した英雄ヘラクレスが、妻である河神の娘ディアネイラをケンタウロスのネッソスに奪い連れ攫われる場面≪ネッソスに略奪されるディアネイラ≫を描いたもので、フェルディナンド・ゴンザーグ公が建設させたヴィラ・ファヴォリタの装飾画として依頼された。本作において最も重要なのは、グイド・レーニがそれまでに培ってきた古典的表現手法と、大胆な構想と高い演劇性による劇的な描写の融合の顕示であり、特にディアネイラとネッソスの激しい運動性の表現は、当時の画家の作品の中でも、最良例のひとつとして挙げられるものである。


【ディアネイラを略奪するネッソス】
ディアネイラを奪い去るネッソス。グイド・レーニがそれまでに培ってきた古典的表現手法と、大胆な構想と高い演劇性による劇的な描写の融合、特にディアネイラとネッソスの激しい運動性の表現は、当時の画家の作品の中でも、最良例のひとつとして挙げられるものである。

【ネッソスに連れ攫われるディアネイラ】
ネッソスに連れ攫われるディアネイラ。本作の主題≪ネッソスに略奪されるディアネイラ≫は、ティリュンス王妃アルクメネと、王に姿を変えたユピテルの間に生まれた神話上の男性で、数々の武勇伝を残した英雄ヘラクレスが、妻である河神の娘ディアネイラをケンタウロスのネッソスに連れ攫われる場面である。
【ディアネイラを懸命に追うヘラクレス】
妻ディアネイラを懸命に追うヘラクレス。この後、対岸からヘラクレスに毒矢で射られたネッソスは瀕死の中、毒の混じる血で染めた衣をディアネイラに渡す。数年後、他の女性へ心が移ったヘラクレスの愛を取り戻そうと、ディアネイラは愛の証として疑わぬままこの死の衣をヘラクレスへと贈るも、ヘラクレスはこれが原因で瀕死に陥り、ディアネイラは自害する。それを聞いたヘラクレスはディアネイラのために最後の力で火葬場を築き火を放った後、天へと昇り神になったとされている。

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