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作品イメージ
homeページCollection常設展示バロック美術ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ (Gian Lorenzo Bernini)
Work figure (作品図)
Description of a work (作品の解説) 2005/10/20掲載
【全体図】
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聖テレジアの法悦 (The Ecstasy of Saint Therese)
1645-1652年 | 383×225cm | 大理石 | 高さ:350cm
サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア聖堂 コルナーロ礼拝堂

巨匠ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの、そしてバロック彫刻の最高傑作『聖テレジアの法悦』。16世紀スペインの神秘的思想家であり、シエナの聖カタリナ同様、最初の女性教会博士として聖列された聖女テレジアの奇蹟的な法悦(脱魂)体験を題材に制作された本作は、聖女が神に魂を触れられることによって浮かべる恍惚(エクスタシー)の刺激的な表情と、甘美かつ大胆な運動性を取り入れながら決して聖性を失わない彫刻の表現は、まさにバロック様式の美の到達点を示している。また本作の主題≪聖テレジアの法悦≫とは、聖女が幻の中に見た天使によって自身の心臓を火の矢を突き刺されるも、激しい痛みと共に神の愛撫による絶対的な恍惚を感じた脱魂体験を指すもので、17世紀に起こった対抗宗教改革期によく表現された主題である。


【火の矢を突き刺す天使】
聖テレジアの心臓に火の矢を突き刺す天使。聖女が神に魂を触れられることによって浮かべる恍惚の刺激的な表情と、甘美かつ大胆な運動性を取り入れながら決して聖性を失わない彫刻の表現は、まさにバロック様式の美の到達点を示している。
【刺激的な恍惚(エクスタシー)の表情】
16世紀スペインの神秘的思想家であり、シエナの聖カタリナ同様、最初の女性教会博士として聖列された聖女テレジア。≪聖テレジアの法悦≫とは、聖女が幻の中に見た天使によって自身の心臓を火の矢を突き刺されるも、激しい痛みと共に神の愛撫による絶対的な恍惚を感じた脱魂体験を指すもの。

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